この記事は前回(第2回)の続きです。第1回の記事はこちら から、前回の記事はこちらからどうぞ。
厚岸 別寒辺牛湿原

朝からとある山の麓へ。
朝日が登る前に登っていく。

眼前を走り去る花咲線始発根室行き。
2025年3月のダイヤ改正でこの便は廃止されてしまったため、日がのぼる前にこの場所を列車が通過することはもうない。

さらに登っていく。
野生動物の足跡にビビる。

別寒辺牛湿原を一望できる場所へ。

今度は根室から来る列車を撮影。この便もダイヤ改正で廃止されてしまった。

山を降り、すっかり氷に支配されてしまった大別川を眺める。
ここでは夏にカヌーを楽しむこともできるようだ。

この辺りにタンチョウが飛来することもあるが、この時は見つけられなかった。

すぐ近くにいたアカゲラ。冬の北海道はこのアカゲラがそこら中にいる。

線路の横の茂みにシマエナガ!

お立ち台に登ってくれた。

大福×2

シマエナガミサイル

目の周りが黒っぽい子もいた。

厚岸駅へ戻ってきた。
汽車の時間が迫る中、駅を目指していると思わぬ刺客が。

本日2回目、シマエナガの群れと遭遇!

目の前を飛び回る。

汽車の時間も迫っていたため、泣く泣くその場を後にした。
釧路・鶴居村

なんとか汽車に乗り込み、釧路へ。
年季の入った駅舎が迎えてくれた。

少し時間があったため釧路の街を散策。

釧路の繁華街と思われる場所。商業施設の廃墟らしき建物(右手)があった。

釧路ラーメン
札幌の味噌ラーメンとは違い、あっさりした醤油スープとちぢれ麺が特徴らしいが、そうとは知らず塩ラーメンを頼んでしまった。もちろんこれはこれで美味しい。

釧路駅からバスでおよそ1時間と少し、鶴居村へ。

やってきたのは鶴居・伊藤サンクチュアリ。ここでは冬季に限りタンチョウに給餌が行われており、野生のタンチョウがたくさん集まる。




タンチョウは日が登っている間は基本的にずっといるため、広い見学スペースもあるため子連れでものんびり観察することができる。
タンチョウ自体は村内ならその辺に普通にいる。バスの車内からも見かけた。しかし群れを観察したいならこの鶴居・伊藤サンクチュアリで観察するか、近隣の鶴見台で観察することをおすすめする。

釧路へ戻り、ザンギ発祥の店でザンギをいただいた。

2軒目に移動し、釧路のソウルフード「スパカツ」を。スパゲティとカツレツを融合させた料理で、寒い冬でも料理が冷めないように、という思いから鉄板に乗せて提供されるようになった。

列車までの待ち時間で夜の釧路をお散歩。

釧路のシンボル花時計

いい感じの時間になってきたので釧路駅へ。
余談だが、駅に向かう途中で動物とすれ違ったため猫かと思い振り向くと、街中なのにそこにはキツネがいた。さすが北海道である。

ここからは19時発の特急あおぞら号で札幌へ向かう。
ホームには誰かを見送る人が何人もいた。同じ道とはいえ釧路から札幌への移動は心理的にも距離的にも大移動なのだろう。

釧路からおよそ4時間、列車は深夜の札幌駅に到着した。

厚岸の湿原とは大違い、大都会の風景である。

かの有名な札幌時計台。
夜の札幌をぶらぶらしていたら3日目も終わってしまっていた。
第3回終
第4回に続く
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