自然、絶景、生き物、魅力がいっぱいの見島!

見島とは?
見島は山口県萩市から高速船で約70分、およそ45km離れた日本海海上に浮かぶ小さな島である。朝鮮半島と地理的に近いため古くから大陸との交易や文化交流を行っており、それと同時に本土防衛の最前線として古くは防人が置かれ、現在は航空自衛隊が駐屯している。
見島には豊かな自然が存在し、しばしば長崎県対馬、石川県舳倉島と並ぶ日本3大バードウォッチングスポットといわれるほど渡り鳥が多く渡来する。なんと日本で確認された野鳥550種類のうち343種を見島で観察できるそうだ。毎年4月中旬から下旬にかけて見島観光協会主催のバードウォッチング大会が開催され、多くの鳥好きがこの島に集まる。
島の主要産業は農業・水産業で、外国の牛の影響を全く受けていない日本最古の和牛「見島牛」が島内で少数飼育されている。しかし「見島牛」は天然記念物となっており出荷数も制限されているため食べることはできないが、見島牛とオランダ牛を交配させた「見蘭牛」なら萩市内で食べることができる。
また、島の近海でクロマグロが釣れることでも有名で、300kgの大物が釣れたこともあるそうだ。

見島に行くならここ!
観音平

島の北部に広がる草原。小さな鳥居が立っており、雄大な日本海を見渡すことができる。

岩の上に小さな祠がある。

観音平からみた光景。
砂見田海水浴場

島の北部にある美しい海水浴場。春から初夏にかけてハマヒルガオの花が一面に咲き誇る。この辺りで珍鳥ヤツガシラの目撃情報が多い。
宇津観音寺観音堂

全国に3箇所しかない、正観音を祀っているお堂である。
毎年8月10日は「千日参りの日」と呼ばれ、この日にお参りすると1000日お参りしたのと同じだけのご利益を得られるといわれている。
観音崎の断崖絶壁

観音堂の横に広がる断崖絶壁。はるか昔、火山が噴火し、空高く噴き出したマグマが降り積もったことでできた地層を見ることができる。
見島の地表の大半はこの時にできた溶岩台地の最も標高が高い部分であり、溶岩台地自体は海の底にも広がっている。
見島ジーコンボ古墳群

島の南東部に存在する石積みの古墳群。7世紀後半〜10世紀にかけて造られたといわれている。国の史跡に指定されており、鉄刀や鉄鏃、勾玉などの装飾品が複数出土している。

約200基もの古墳が残されている。
見島北灯台
全国でも珍しく、同じ場所から朝日と夕日を眺められる場所。
山口県最北端の地。
見島といえば!バードウォッチャーの憧れ「ヤツガシラ」

春・秋の渡りシーズンに見られる渡り鳥の中で最も人気のある鳥のひとつ、ヤツガシラ。本土ではなかなか出会うことのできない珍鳥だが、見島ではよく目撃されている。

数は少ないものの春・秋の渡りのシーズンに訪れればもしかしたら出会えるかもしれない。雨が続いた後の晴れの日が狙い目である。
ヤツガシラは草原を好むため、森林ではなく草原を狙って探してみると良い。気づかず近寄ってしまい飛ばれてしまうこともあるので注意が必要。
見島に泊まる・食べる
見島に泊まりたい!

見島には本村地区に4軒、宇津地区に3軒の宿泊施設があり、各旅館では見島周辺で獲れた新鮮な魚介をふんだんに用いた料理を楽しむことができる。
詳しくはこちら見島観光協会 宿泊施設一覧(見島観光協会公式サイト)からどうぞ。
見島の飲食店
喫茶ひまわり
営業時間:11時〜14時、18時〜不定
定休日:日曜日

本村地区にある洋食屋。
写真のチャーハンの他にもカレーライス、オムライスなども楽しむことができる。クリームソーダなどのドリンクメニューも。
八里ヶ瀬
営業時間:11時〜23時
※団体のみ 要問合せ
こちらも本村地区にある。刺身定食、見蘭牛ステーキ、うに釜飯を楽しむことができるが、団体のみ受け付けている。要問合せ。
アクセス
〔フェリー〕
高速船「ゆりや」利用
萩港→〈約70分〉→本村港(見島)→〈約15分〉→宇津港(見島)
詳しくはこちら(萩海運公式サイト)