半壊洋館の今

前回の記事で紹介した廃列車の場所から程近い場所にある半壊した建物。この建物はかつて郵便局として使われていた。
多くの人で賑わっていた建物も時の流れには逆らえず今や完全崩壊が近い。

半壊しているとはいえ、石造りの立派な洋風建築だった頃の名残が随所に見られる。

二階の柱。よく見ると柱の上部に装飾が施されている。
この傾いた柱もいつ倒れてしまうかわからない。

ここにも装飾が。これも先ほどの柱のような2階を支える柱だったのだろうか。

誰も管理しなくなるとどんなに立派な建物でも傾いてしまうが、ここまで傾いても放置されている建物は珍しい。こういう建物の中に入るのは非常に危険なので、さすがに中まで探索するのは断念した。

反対側から。

どう表現したらいいかわからないが、これぞ「ザ・洋館の窓」


裏側の壁は崩れ去っており少しだけ中が見える。郵便局だったことを示す痕跡は見つけられなかった。

少し遠いところから。
こうして見ると改めて建物ごと大きく傾いていることがわかる。一昔前までは二階部分もある程度は残っていたらしいが、今となっては二階部分は完全に消滅し、一階部分ですら崩壊が進んでいるため完全に崩れ去ってしまう日もそう遠くない。訪れるなら早い方が良いかもしれない。
アクセス
〔バス〕
宇野バス美作線、赤磐市広域路線バス赤磐・美作線、赤磐・瀬戸線「仁掘」停留所下車後徒歩約5分
〔車〕
岡山市内から一般道で約50分