正直に言います。
香川の「天空の鳥居」も有名ですが、静かに、そして最高にエモい夕陽を独占したいなら、岡山は龍王山の「天空の鳥居」方がおすすめです!
私が訪れたのは2024年3月のこと。
少し冷たい海風を感じながら、じんわり汗をかいて登り切った先に待っていたのは、まさに「天と地の境目」のような場所でした。

瀬戸内海の紺碧が、沈みゆく太陽でじわじわとオレンジに染まっていく。
その光の真ん中にポツンと立つ鳥居を見た瞬間、思わず「……すごい」と独り言が漏れてしまったほどです。
ハイキングといっても、ガチの登山装備は必要ありません。
でも、大切な人と一緒に少しだけ息を切らして歩いた後に、この「奇跡の絶景」を二人占めできたら……。
これ、絶対に一生モノの思い出になります。
今回は、現地で撮った写真と一緒に、道中のリアルな状況や、最高の1枚を狙うためのコツを余すことなくお伝えしますね。
読み終わる頃には、きっとあなたも岡山へ行きたくなっているはずです!
眼前に広がる、「奇跡の絶景」を独り占め!
「天空の鳥居=香川」っていうイメージ、そろそろアップデートしちゃいませんか?
香川県観音寺市にある「高屋神社」にも天空の鳥居はあるのですが、そこは観光ガイドで何度も紹介されている有名スポット。
もちろんこちらも絶景を楽しむことができるのですが、有名な分訪れる人も多く、訪れる時間帯にもよりますが独り占めすることは難しいかもしれません。
ただ、ここ龍王山は違います。
まだそれほど有名ではなく、いわば知る人ぞ知る秘密の絶景スポットなんです。

もしあなたが「静かな感動」を求めているなら、龍王山は間違いなく岡山で一番の穴場です。
期待に胸を膨らませて山道を登り、パッと視界が開けた先に現れたあの景色は……
正直、言葉を失いました。
夕陽が沈む絶妙なタイミング、黄金色に輝く瀬戸内海、そして静かに佇む鳥居。

香川の高屋神社も素晴らしいけれど、あちらのような混雑とは無縁。
高屋神社が「動」の絶景なら、こちらは「静」の絶景。
波の音と風の音しか聞こえない贅沢な空間を、まさに独占できちゃうのがここ最大の強みです。
春先の少しひんやりした風の中、だんだんと空が燃えるようなオレンジに染まっていく光景は、控えめに言って奇跡そのもの。
カメラを構えるのも忘れて見入ってしまうほどのエモさでした。
岡山・龍王山は「静寂と伝説」に包まれた最高の穴場絶景スポット!
結局のところ、龍王山の「天空の鳥居」の何が一番いいって、「この景色を自分たちだけで独占している」という、震えるような特別感だと思うんです。
聞こえてくるのは鳥の声と遠くを走る電車の音だけ。
この静寂の中で鳥居越しに海を眺めていると、まるで自分だけが特別な世界に迷い込んだような錯覚に陥ります。

そして、ただ景色が綺麗なだけじゃないのが龍王山の深いところ。
ここには、かつて青い竜と金の竜が戦い、戦いの中で竜の目玉が「水晶」になって周辺に飛び散ったというワクワクするような伝説が残っています。
実際にこの辺りではよく水晶が見つかっているらしく、もしかしたら竜王山のどこかで竜の目玉を見つけることができるかもしれませんね。
さらに、龍王山の山頂付近にある「龍王宮」は、晴れの国と呼ばれるほど雨の少ない岡山で人々が雨乞いをしてきた信仰の証でもあるんです。

昔の人たちは水の神様である龍王に願いを掛け、より空に近い山頂で祈願を行ったのでしょう。
そんな歴史のロマンに思いを馳せながら眺める瀬戸内海の夕陽は、SNSで流れてくるキラキラした写真以上に、心に深く突き刺さるものがあります。
ただの映えスポットで終わらせたくない、大人な二人のデートや、じっくり被写体と向き合いたいカメラ好きさんにこそ、この「伝説の詰まった静寂」を体感してほしいんです!
夕陽に染まる鳥居と、眼下に広がる児島の街並み
3月の澄み切った空気の中で見る景色には、言葉を選ばずに言うなら「圧倒的な没入感」がありました。
目の前に広がるのは、オレンジ色のグラデーションに染まった瀬戸内海の多島美。
そこにポツンと立つ鳥居のシルエットが重なると、言葉では言い表せないほどの神々しさが生まれます。
私が現地でカメラを構えた時も、そのあまりの神々しさに、シャッターを切る手が思わず止まってしまったほどです。
鳥居越しに視線を落とすと、ミニチュアのように可愛らしく見える児島の街並みが広がっています。

時折、瀬戸大橋線を走る列車がゆっくりと通り過ぎていく様子を俯瞰で眺めるのは、鉄道好きならずとも贅沢すぎる時間。
大槌島や堅場島といった島々が夕闇に溶け込んでいく姿も、まさに絵画のような美しさでした。
登山口・朝日山聖観世音菩薩から鳥居への道のり
「絶景は見たいけど、きつい登山はちょっと……」という方に朗報です。
龍王山の天空の鳥居は、スニーカーさえ履いていれば初心者でも20分足らずでたどり着ける、最高にコスパの良いハイキングコースなんです!
まず目指すべきスタート地点は「朝日山聖観世音菩薩」。

ここが龍王山の登山口です。
JR児島駅からここまで歩くと約30分ほどかかりますが、ここから山頂付近の鳥居までは、なだらかな道を15〜20分登るだけ。
私が歩いた時も、整備された道のおかげで、ちょっとした運動不足解消にちょうどいい「心地よい疲れ」を感じる程度で到着できました。

ただし、車で行こうと思っている方は少しだけ覚悟が必要です。
駐車場は「朝日山聖観世音菩薩」の手前にありますが、駐車スペースはわずか5台分ほど。
しかも道幅がギュッと狭い場所があるので、運転に自信がない人には少しハードルが高いかもしれません。
「駐車場がいっぱいで夕陽に間に合わない!」なんて悲劇を避けるためにも、個人的にはJR児島駅から景色を楽しみながら歩くルートを全力でおすすめします。
登山道には「西国三十三所巡り」の観音様が並んでいたり、疲れたら一休みできるベンチがあったりと、焦らず自分のペースで進めるのが嬉しいポイント。
苦労して登り切った分、鳥居が見えた時の感動もきっと倍増するはずですよ!
一生心に残り続ける「秘密の絶景」を共有しよう
夕陽が鳥居をオレンジ色に染め上げていく瞬間を目撃したとき、私は「あ、これは一生忘れないな」と直感しました。

他の有名スポットも素敵ですが、岡山のこの山には、祈りや伝説といった目に見えない温かさが今も漂っています。
そんな場所を共有した相手とは、帰り道の会話もきっといつもより少し深くなるはずです。
下山した後は、そのまま児島の街でジーンズストリートをぶらついたり、水島コンビナートの工場夜景をチラッと覗いたりするのも良いでしょう。
もし「次の週末、どこに行こう?」と悩んでいるなら、ぜひ迷わず龍王山を選択肢に入れてみてください。
ハイキングの先に待っているのは、画面越しでは絶対に伝わらない、空気ごと震えるような「本物の絶景」ですよ!
天空の鳥居に関するよくある質問
最後に、龍王山へ行く前に多くの人が気になるポイントを、私の2024年3月の実体験をもとにQ&A形式でまとめました。ここをチェックしておけば、当日の「困った!」をかなり防げるはずです!
- Q香川の「天空の鳥居(高屋神社)」とぶっちゃけ比べてどうですか?
- A
知名度こそ香川が上ですが、「静かに絶景と向き合える」という点では間違いなく岡山が勝っています! 香川は観光地化されていて混雑も激しいですが、龍王山はまだ知る人ぞ知る場所。瀬戸大橋や児島の街並み、走る列車など、岡山側からしか見られない複雑で美しいレイアウトも大きな魅力ですよ。
- Q駐車場は確実に停められますか?
- A
正直に言うと、確実に停められるとは限りません。運が良ければ停められると思っていた方が良いでしょう。 駐車スペースは「朝日山聖観世音菩薩」のすぐ近くにありますが、5台分ほどしかありません。道中もかなり道幅が狭く、すれ違い(離合)が難しい箇所もあるので、運転が不安な方や確実に夕陽を狙いたい方は、JR児島駅からハイキング気分で歩くのが一番安心です。
- Q山頂まではどれくらい険しいですか?
- A
「登山」というよりは「ちょっとしたハイキング」くらいの感覚です。 駐車場からは約15〜20分。なだらかに整備された道が多いので、普段着でも足元がスニーカーなら問題なく登れます。ただ、舗装されていない場所や落ち葉がある場所もあるので、ヒールのある靴は避けておきましょう。
- Q近くに食事やトイレなどの施設はありますか?
- A
残念ながら、山道や鳥居の周辺には一切ありません。 自動販売機もないので、飲み物は必ず事前に用意しておきましょう。トイレも登り始める前に、JR児島駅や麓の施設で済ませておくのが鉄則です!
- Q写真撮影にベストなタイミングはいつですか?
- A
日没の30分前には鳥居に到着しておくのがベストです! 太陽が沈みゆく瞬間のドラマチックな光景はもちろんですが、実は太陽が隠れた後の「マジックアワー」も最高に綺麗。空のグラデーションが刻々と変わっていく様子は、何枚撮っても飽きない美しさですよ。


